マヨルカ島
日曜日、田園都市線二子玉川駅近くの「マヨルカ」というカフェテラスへ行きました。
そこはスペイン、マヨルカ島の「エンサイマーダ」という焼きたてパンが評判のお店です。
マヨルカ島は石灰岩からなる岩山で、いくつもの入江は美しい地中海に囲まれています。
1838年に、肺を病んでいたショパンが療養のために恋人のジョルジュ・サンドとその子供達を伴って訪れた場所でもあります。
ショパンは島にあるヴァルデモッサという村の修道院で数ヶ月暮らしました。
ところが記録的な大雨が続き、肺の病だったショパンにとっては辛い日々でした。しかしそういった中でも作曲し、24曲からなる前奏曲集を仕上げます。
前奏曲15番「雨だれ」は特に有名です。
現在、修道院には当時のピアノがそのまま置いてあり、一部がショパンミュージアムになっているそうです。
さて、伝統菓子「エンサイマーダ」の味はというと、ほんのり甘く表面はパリっとして中はしっとり。クロワッサンと揚げパンを合わせたようでした。
お店には他に、チョコレートでコーティングされているものや、オレンジピールが入っているものなどもあります。
帰りに、食べると口の中でホロホロと崩れる優しい食感の、アンダルシアのクッキー「ポルボロン」を購入。
こちらは、食べている間に3回「ポルボロン」と唱えると幸せになれるのだとか……。
年末の生徒さんへのプレゼントは「ポルボロン」に決まりです。