チェロコンサート
昨夜はチェリストの長谷川陽子さんのコンサートへ行きました。
伴奏はピアニストの青柳晋さんです。
受付で検温と消毒をし、もちろんマスクは着用。観客はほぼ満員でしたが、座席はソーシャルディスタンスをとるよう配置されていました。
チェロの演奏はベートーヴェン、ブラームスのソナタで始まり、よく知られたサン・サーンスの「白鳥」もありました。
深く響く低音、まろやかに伸びる旋律が会場に響き渡り、ピアノと相まった美しい音楽に癒されました。
この響きを感じることは、ライブならではのものです。
ピアノも1曲披露され、青柳晋さんによるリスト作曲「ハンガリー狂詩曲2番」はダイナミックで素晴らしいテクニック。まさにピアノの魔術師、フランツ・リストの曲、といった演奏でした。
終演し、座席一列毎に退出するよう促され、観客はすみやかに会場を後にしました。
表現して生きる人々にとってそれが出来ないことは、とても辛いことでしょう。
せっかくの素晴らしい時間を共有させて頂けないのも残念なものです。
このような演奏の場を大切に、丁寧に継続しようとなさっている演奏者、主催者の方々。
それを応援する気持ちになり、のびのびと表現できる日が戻ってくることを、心から願っています。