コンクール



18世紀、パリ音楽院で「最も優れた生徒を表彰する」のを目的にコンクールが始まりました。
今のコンクールとは少し違い、審査は生徒が弾く楽器ではない楽器の専門家による採点です。
楽器の演奏技術よりも生徒の「音楽性」が評価の対象になりました。
コンクールで生徒の演奏技術が評価されだすのは19世紀半ばになります。

昨今の日本では全国で幼稚園児も参加できるような子供向けのピアノコンクールがたくさん催されています。
演奏に点数や順位がつくとなると、練習する気持ちが引き締まるものです。
「どう弾くのか」
生徒さん達は音楽や技術と真剣に向き合うのでぐっと上手になります。


「先生、私ピアノコンクールに出たいです」
今年の夏、6年生の生徒さんからのお申し出がありました。
初めての挑戦です。
練習を前向きに取組み、無観客で秋に開催されるコンクールにチャレンジしました。

生徒さんは地区予選を通過、本選で最優秀賞をいただき、来年はじめに全国大会へ出場することになりました。

小学校最後に、素晴らしい思い出を作った生徒さん。大会も全力で乗りきって欲しいです!


2020年11月22日