表現
レッスンでは、生徒さんの音楽表現の幅を広げるために、アナリーゼ(楽曲分析)した後、生徒さんと一緒にイメージを色に例え合ったり、身体を動かしてリズムを感じたりしています。
更に進んだ表現力を養うために、佐怒賀悦子先生は著書「ソルフェージュの庭」の中でリトミックの『プラスティーク・アニメ』を薦めています。
これは音楽と心や身体を繋げるような訓練。
音の高さやフレーズ、リズム、呼吸感、緊張感などを手や身体で表現します。
佐怒賀先生は「人に分かりやすく伝えるためには、自分が楽譜から読み取ったものをどう表現したいのか……という意思が、はっきりしていないとなりません」と書いています。
音楽を解釈し身体を動かすことで、音符をなぞるだけではない能動的な演奏へつなげます。
レッスン中にピアノから離れて踊り出すこともしばしば……。
音楽を感じ、理解し、イメージして表現する。これが楽しみになり、上達していけると良いですね。