軽井沢千住博美術館
週末、伴奏で軽井沢へ行きました。
昨年の秋に続き二度目です。
お天気も良く、高原の爽やかな緑の木々に気持ちもリフレッシュ。
今回は寄り道して軽井沢駅から自転車をレンタル、20分ほどサイクリングして中軽井沢に近い「軽井沢千住博美術館」へ行ってみました。
「千住家」といえば長男の博氏は画家、次男の明氏は作曲家、長女の真理子さんはヴァイオリニストとしてそれぞれ活躍し、時々メディアにも出演なさっています。
この美術館は今年で10周年だそうで、今は新旧の作品が揃った「開館10年の軌跡展」を開催しています。
美術館へのアプローチにはきれいに手入れされた様々な木が植えられ、中へ入ると真っ白な壁と大きな窓。窓からも庭の木が見え、庭とつながっているかのよう。
絵は見上げるくらい大きなものが多く、離れてじっくりと見られるように配置されています。
画業の変遷を見ると、技法を研究なさってきたのがよくわかりました。
作画の際に使われた筆やスプレー、岩絵の具なども、展示されています。
「The Fall」(落下)と名のついた、滝のように勢い良く水が落下し水しぶきが上がっている様子を描いた作品は、博氏がヴェネチアで名誉賞をとり、国際的にデビューするきっかけとなったものです。
以前テレビ番組の映像でこの絵を見たことがありましたが、実際に見ると奥行きを感じ、立ちのぼる水しぶきがこちらにまでやって来そうな存在感にしばらく立ち尽くしました。
その他、鹿をモチーフにした16枚の絵は、絵巻物をイメージして描かれ、順に見ていくと物語になっていてお子様でも楽しめそう。
こちらは文字の無い絵本として出版もされたそうです。
久しぶりに感動した、素敵な時間。
よかったら一度、訪れてみませんか?