お菓子の話
近所のショッピングモールを通りかかると今はチョコレートフェア。
いろんなお店が出店されているなかで列のできているお店がありました。ウィーンの老舗菓子店《デメル》の売場。《デメル》は1786年創業で、後にハプスブルグ家御用達となる菓子店です。
フレデリック・ショパンは《デメル》の「スミレの砂糖漬け」がお気に入り。
体の弱いショパンのために、恋人ジョルジュ・サンドは毎朝一杯のホットチョコレートミルクをつくっていました。その中に「スミレの砂糖漬け」を落として飲んでいたそうです。
さて、チョコレートフェアの《デメル》を覗いてみると、半分以上が売切れ。
そうなると、なんだか買わないといけない気分に…。
最後尾に並んでそわそわと順番を待ちます。
無事にヴァレンタイン限定の美しいパッケージのものをひとつ購入。
海外旅行ができるようになったら、頑張ってウィーン本店《デメル》のカフェへ行こう!と夢がひとつ増えました。