少しずつコロナ禍の規制も緩んできたので、ゴールデンウィークには箱根へ足を延ばしてきました。

小田急ロマンスカーで箱根湯本まで行き、登山鉄道に乗換えます。スイッチバックを繰り返すと、車窓からの景色はどんどん見晴らしが良くなっていきました。
目的の場所は強羅にある、先月オープンしたばかりの「ニコライ・バーグマン箱根ガーデンズ」https://hakonegardens.jp/

デンマーク出身のフラワーアーティストがデザインした森です。
入場時間に指定のあるチケットを、予めオンラインで購入しておきました。
人は少なく、チラホラと見かける程度。チップの敷かれた道を進むと、爽やかな新緑の木々と、鳥たちの声に囲まれました。


ブラームスは自然が大変好きで、毎朝早い時刻に起き、自分で淹れたコーヒーを飲むと森へ出掛けました。
「ピアノ演奏を早く上達させるにはどうしたらよいですか?」と尋ねられた時にはこう答えていました。
「とにかく森を歩くことだよ」

風にそよぐ葉の音が絶え間なくフレーズを生み、鳥たちのさえずりは美しいモチーフを奏でる……。
演奏には自然との共振が必要なのかもしれません。


「箱根ガーデンズ」では、カフェで購入したものをかごに入れて森の中で食べる、ちょっとしたピクニック気分もあじわえます。
まだ3分の1しか開放されていないそうなので、今後も楽しみです。


2022年05月15日