ピリオド楽器
先日、小倉貴久子さんの「フォルテピアノの世界」という演奏会へ行ってきました。
作曲家が生きていた時代の楽器(ピリオド楽器)による演奏会で、舞台には5台の楽器、チェンバロやクラヴィコード、フォルテピアノなどが置かれ、それぞれの楽器によるモーツァルトの演奏を解説とともに聴かせていだきました。
昨今はこういった演奏会が盛んで、来年にはピリオド楽器によるショパン国際コンクールも開催されます。
2018年、第1回として催されたこのコンクールでは、日本人の川口成彦さんが2位になっています。
現代のピアノとはまた違ったテクニックのいるピリオド楽器。
川口さんの演奏を聴くと、音は響き過ぎず耳に心地よく、各声部のモチーフや主題の輪郭がわかりやすいので音楽を身近に感じます。
今回は、ショパンの生家で1838年のパリで製造されたエラールというフォルテピアノによる川口成彦さんの演奏を紹介します。