ドイツ料理
先日、ドイツ料理の店 「ツムアインホルン」で、ランチをいただきました。
シェフの野田浩資さんは以前ブログで紹介した『音楽家の食卓』の著者です。
メニューは牛肉のグラッシュスープにカレーソーセージ、デザートにはシュトゥルーデルとベリーのシャーベット。
「グラッシュスープ」はドイツやハンガリーの煮込みスープで、パプリカという香辛料の効いたスパイシーな味付けです。これまで食べたことのないおいしさでした。
デザートの「シュトゥルーデル」は、甘く煮た果物をシュトゥルーデルという生地で巻いたもので、今回は煮たリンゴとチェリーが入っていました。
添えられた生クリームをつけて食べると、程よい甘さと酸味にコクが混ざってマリアージュ。忘れられない味です。
生涯のほとんどをウィーンで過ごしたシューベルトは、よくグラッシュスープを作り友人と食べたそうです。母親が料理人だったこともあって自炊が得意だったようです。
帰り際、野田シェフの本を持参したことを告げると厨房から出てきてくださり、記念撮影を快く引き受けてくださいました。