子供の情景
シューマンの「子供の情景」を ウラディミール ホロヴィッツが弾いたCDがあります。
これは、我が家にあるCDの中のお気に入りの一枚です。
作曲者シューマンがこの曲を作曲したのは1838年、妻となるクララに「あなたは子供みたいね」といわれたのをきっかけに作られました。
「子供の~」という表題ですが〈子供心を描いた大人のためのピアノ曲〉になっています。
そして、ホロヴィッツは20世紀を代表するピアニスト。彼の演奏は「独特」とも言われますが、多くの人を魅了しています。
1982年のインタビューで、これからピアノを習おうとしている子供たちに向けてのメッセージがありました。心に留めておきたい言葉です。
(以下引用 [私のお宝映像]http://blog.livedoor.jp/door310/archives/50252949.html)
「音楽というのは黒い点と白い点で書かれていて、演奏する者はその点を一つ一つ弾いていくわけです。しかし本当の音楽というのはそれぞれの点の裏に隠れているんです。一枚の紙ではなく、箱のようなものである事を知るのが大切なのです。表面に表れているものだけでなく、その奥にひそむ音楽までを演奏できるようになってほしいということです。」
「子供の情景」の中から、[トロイメライ] のライブ音源の映像を紹介します。