弾きたい曲
今年のピアノ発表会は、8月31日に決まりました。
生徒さん達は、独奏と連弾を演奏します。
ある日、姉妹で通う生徒さんから「連弾を妹と弾きたい」との申し出がありました。
今年から高校生になったお姉さんと中学生の妹で、演奏したい曲があるようです。
「先生、セビリアの理髪師という曲を弾きたいんですけど…」
「え、オペラの曲を?」
テレビ番組で聴いた、ロッシーニ作曲のオペラ「セビリアの理髪師」の序曲をやりたいとのこと。
「セビリアの理髪師」は美しい歌、早口な重唱、コメディタッチな場面など趣向を凝らしたオペラで、当時、大変な人気を博しました。
作曲家ロッシーニは、自らの曲を他の作品に再利用するなど、突き抜けたおおらかさをもつ人物。ロッシーニの楽曲の魅力はその明朗さともいえます。
生徒さんが弾きたい曲を積極的に選んでくれたので、私もちょうどよい楽譜を探し当て、練習を始めてもらいました。発表会当日が楽しみです!
トゥリオ・セラフィン指揮 ローマ歌劇場管弦楽団による
「セビリアの理髪師 序曲」です