ラ・カンパネラ
ピアノ教室に通う中学生は、勉強と部活動とピアノ練習で大忙しです。
3年生になると受験があるので、夏の発表会に全力で取り組めるのは2年生まで。
中学生2年生のUちゃんも、選曲から真剣に取り組んでいます。
「なかなか弾きたい曲が決まらないんです。」
「そうね……Uちゃんの好きそうな曲といえば、ラ・カンパネラとか?でも難しいしね…」
「あ!先生、それがいいです!」
「え?……えーと………。難しいよ?」
「それ、憧れの曲なので頑張ります!」
Uちゃんの目は輝いています。
「やりたい気持ちに勝るものなし」です。
とにかくチャレンジすることにしました。
すると、Uちゃんは着々と譜読みをこなし、跳躍する音も外しません。この分ならきっと、発表会で立派に演奏できそうです。
「ラ・カンパネラ」とは、(小さな鈴)という意味。どんな鈴の音楽になるのでしょう。楽しみです。
フジコヘミングさんの「ラ・カンパネラ」です。